訪問ありがとうございます!私の簡単なプロフィールは⇩こんな感じです。
~簡単なプロフィール~
・2011.3.11 20歳の時に福島第一原子力発電所で被災
⇒体験談はこちら【私の体験談】東日本大震災と原発事故~第1話_災害の始まり~ – ふくしま復興し隊 (fukushima-fukkoushitarou.com)
・原発事故の体験と教訓,廃炉作業の今を伝えていくことがライフワーク
・多くの人に福島の今と魅力を伝え,興味を持ってもらい復興に貢献するため活動中
第3話_3.11の夜
これは⇩第2話からの続きです。
今回は⇩の頃に経験した話です。
壊れた町
私は寮に住んでいたため,そこまで送ってもらうことになりました。
車の窓から辺りを見回すとあちこちに地震の被害が出ていました。
地面は割れ,斜面は崩れていました。
民家ではどの家も窓が割れ瓦が落ちています。
あちこちで1階がつぶれた家が散見される状況です。
あまりにもひどい状況に夢ではないかと疑うほどでした。
車は山道を走っているかの様に何度も跳ねがります。
いつもなら寮まで10分かかりませんが,その日は30分以上かかりました。
寮につく頃にはすっかり日も落ち,薄暗くなってきました。
日が落ちるに連れ,町が暗闇にのまれていきます。
どこの家も停電しているため明りが全く無いのです。
寮に着きますが,もちろん真っ暗です。
大丈夫だった!?
怪我はない!?
と寮母さんが懐中電灯片手に出迎えてくれました。
寮も窓ガラスが割れ,物が散乱し悲惨な状況になっていました。
寮母さんに
危ないから靴のまま上がりなさい
と言われ靴のまま部屋に向かいました。
私の部屋は幸い窓ガラスは無事でしたが,テレビや食器は壊れていました。
本棚は倒れ,冷蔵庫も中身が飛び出てあちこちに散乱していました。
⇩東日本大震災の地震発生時の映像の紹介動画もあわせてご覧ください。
不安な夜
寮の部屋は真っ暗で何をしていいか分からずいると,隣の部屋に住んでいる同僚が訪ねてきました。
おい,大丈夫か?
みんな集まってるから行こう!
同僚はそう言って私を食堂へ連れていきます。
薄暗い食堂では偶然帰って来られた人,たまたま休みだった人が懐中電灯の明りに身を寄せ合っていました。
すると同僚の一人が
おれ,今日これから夜勤当番だから会社いかないと
と言い出します。私は
現場はそれどころじゃないし,今から行くのは危険だよ!
と説得しますが責任感の強い同僚は聞き入れてくれません。
仕方なくその同僚を車で送ることにしました。
車に乗り込み原発を目指します。
いつもなら正門に警備員が常駐しており厳重な警備を行っていますが,その日は正門に行っても誰もいませんでした。
同僚と
これ入っていいのかな?
と話しながら恐る恐る原発構内に入ります。
同僚の勤務場所である1~4号機に向かおうと坂道を下ります。
すると目の前にはいつもはないはずの大量の水があります。
思わず
これ津波だ!
津波がここまで来たんだよ!
と声を上げます。
暗い中よく目を凝らすと,1~4号機近くの事務所は1階部分が水没し,そこらに車が押し流され横たわっていました。
同僚に
もうだれもいないし帰ろう!
といい来た道を引き返します。
暗くてはっきりは見えないものの,その異常な光景は今も脳裏に焼き付いています。
なんとか寮に帰りましたが,すべてのライフラインが絶たれた状況のため何もできずその日は部屋に戻り寝ることにしました。
しかしあまりにも衝撃的な出来事を経験したことと,何度もくる余震で眠ることはできません。
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この続きは⇩をご覧ください。
映画「fukushima50」
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故について映画「fukushima50」で忠実に表現されていますので,ぜひ一度ご覧ください。
⇩ブログで紹介していますのであわせてご覧ください。
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