【体験レポート】福島県いわき市で東日本大震災を学ぶことができる施設~3.11いわきの東日本大震災展~

知って,ふくしま

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ふくしま復興し太郎です。私の簡単なプロフィールは↓こんな感じです。

~簡単なプロフィール~

2011.3.11 20歳の時に福島第一原子力発電所で被災

・原発事故の体験と教訓,廃炉作業の今を伝えていくことがライフワーク

・多くの人に福島の今と魅力を伝え,興味を持ってもらい復興に貢献するため活動中

今回はいわき市で東日本大震災を学ぶことができる施設「3.11いわきの東日本大震災展」について紹介します。

1.結論

「3.11いわきの東日本大震災展」「福島復興の今を知りたい方」「東日本大震災によるいわき市の被災状況と教訓について知りたい方」「津波による被害と教訓について知りたい方」におすすめします。

いわき市は海に面しており,東日本大震災とそれに伴う津波により大きな被害を受けました。

「3.11いわきの東日本大震災展」では特に津波の被害について詳しく学ぶことができます。

当時どんな津波が来たのか,それによってどんな被害があったのか,そこから何を学ぶべきなのか。

決して他人事にしてはいけません。忘れてはいけません。一人一人が自分事としてとらえ,生かしていくことが残されたものの役割だと思います。

是非一度見学して頂き当たり前の日常について考えてみるきっかけにしてください。

本施設がある「いわき・ら・ら・ミュウ」 についてブログで紹介していますのであわせてご覧ください。

2.施設概要

あの日、いわきで何が起こったのか。刻み込まれた記憶の中には。「忘れてしまいたい」辛く悲しいこと、絶望があった。忘れたくとも「忘れられないこと」を抱えながら、生きていく人々の姿・・・。それを支えるのは、多くの人々によって少しずつ灯されていく希望の灯だ。今、自分たちに、生き残った者として何ができるのか。そこは、「忘れてはいけないこと」がある。近い将来、自分の身に降りかかるかもしれない災害・・・。震災時のいわき、今のいわきの姿を見つめることで、冷静にそして勇気と英知を持って立ち向かい、助け合うことができる。今、守らなければいけないものがある。

出展:パンフレット
営業時間・ライブいわきミュウじあむ AM9:00~PM6:00
電話番号0246-92-3701
住所〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町 43-1
HPライブいわきミュウじあむ|見る・遊ぶ|いわき市観光サイト – いわき市の観光・旅行情報が満載! (kankou-iwaki.or.jp)

3.施設紹介

太平洋に面した東北最南端の重要港湾小名浜港を抱えるいわき市では,東日本大震災に伴う最大8.57mの大津波に襲われ大きな被害を受けました。

ここでは津波の写真や動画で実際の被害状況を詳しく知ることができます。

展示は津波被害から始まります。

「いわき・ら・ら・ミュウはくじけなかった。」

「大津波から約8か月。再起を実現させた人々のパワーがあった。」

「ああ・・・終わっちゃったな。また,はじめっからやり直しだ・・・」

この施設がある場所一体が津波に飲まれ,現実に起きたことだと思えないほど衝撃的な写真が展示されています。

多くのものと人を失った地元の方の気持ちを思うと心が締め付けられます。

テレビでは当時津波が来る瞬間をとらえた映像が上映されています。

目の前で次々と壊れていく建物を眺めるしかできない状況に,撮影者の言葉に出来ないため息が伝わってきて,見ているこちらがつらい気持ちになりました。

震災時の写真,津波が街を襲う写真・・・それを見なくとも,あの日の事を忘れられない人がいる。

笑顔の裏には,いまだ癒されぬ心を抱え生きている人がいる。

「忘れたい」気持ちと,「忘れなれない」気持ちが複雑に入り交じる。

薄黒い津波が街を襲う写真,瓦礫が散乱し積み重なった写真を,並べてどうしようか・・・

津波被害の写真や映像は,単なる記録ではない。

そういったものを,いまもって正視できない人がいることを,忘れてはならない。

そして人は,常に危険と隣り合わせで生きていることを,忘れてはならない。

忘れていけないのは震災の被害だけではありません。

もちろん被害は大きかったですが,全国からの支援の輪も大きかったのは事実です。

自衛隊をはじめ,多くのボランティアの方が手を差し伸べてくれました。

この助け合いの輪は物理的な復興だけでなく,被災者の心の復興にもなったと思います。

「困ったときは助け合い」の心は忘れてはいけない大事なことだと思います。

震災により,市内各所で配水池や送水管,配水管など多くの水道施設が被害を受け,市内のほぼ全域が断水した。

大地震から1か月後,懸命の復旧作業により復旧率は約97%まで回復してきたが,4月11日に震度6強の余震が発生し,停電も重なって,再び市内の広い地域が断水となった。

大規模断水となった当初は,復旧までに2か月を超えるとも予想。しかし,全国各地の水道事業体や自衛隊,ボランティアの応援で,当初の予想より早期に給水を復旧することができた。

断水は大きな災害でなくとも身近に起こる可能性のあることだと思います。

みなさん考えてみてください。

「今,断水したらあなたならどうしますか?」「どんな備えをしていますか?」

すぐに復旧するとは限りませんし,すぐに給水車がくるとも限りません。

給水車が来るまでの自分の生活に必要な水の備えは最低限必要です。給水車が来た時のポリタンク等の準備も必要です。

この機に備えについて見直してみてはいかがでしょうか。

津波の被害により多くの方が住む場所を失い,避難を余儀なくされました。

体育館での段ボール生活はとても充実しているといえるものではありません。

慣れない場所での知らない人との共同生活はストレスの連続です。

お互いに助け合わなければとても生活していける環境ではありません。

もし,自分が避難生活を送ることになったら何ができますか?何をしようと思いますか?

震災の時だけでなく,みんなが日ごろから助け合いの心をもっていればより優しい世界になりますし,自分の人生もより豊かにしてくれると思います。

あって当然とか,なくて当然・・・そう考えていると,つい忘れがちになる。

東日本大震災がそうだった。

いわき市は,震災から6か月後に「日本の復興はいわきから」をスローガンに動き始めた。

復興を担う最前線の市の職員たちも,同じく災害を目の当たりしたり,自身も災害の渦中にある同じいわき市民だ。

あの日から時が経ってみると,復興に進む今のいわきの姿は,あって当然いて当然と普段は忘れがちだった様々なものを,あらためて思い起こさせる。

忘れてはいけないこと,見えなくなっていること,あの災害は気づかせてくれている。

あなたの大切なものは何ですか?守りたいものは何ですか?

常に考える必要はないと思います。ただ,たまに自信を見つめてみて何が大切なのか,何を守りたいのか考えてみてください。

守るためには備えることが必要です。震災から教訓を学び生かしましょう。

この施設ではそんなきっかけを与えてくれます。なにかのついででいいと思います。気軽に立ち寄って少しだけ自信を見つめてみてください。

このブログでは他にも伝承館や廃炉資料館について紹介していますのであわせてご覧ください。

4.買って復興応援

「復興応援したいけど遠くて行けない」という方は是非福島の特産品を買って応援お願いします。

ブログで特産品を紹介していますので是非参考にしてみてください!

買って,ふくしま
ふくしまの名物や特産品を紹介します。

ふくしまの一押し特産品「三大銘菓」

 ①「ままどおる」


 ②「薄皮饅頭」


 ③「ゆべし」


5.カタログギフト

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