【用語集】初心者が知っておきたいメタバース関連用語まとめ

メタバース

最近「メタバース」「NFT」という言葉を聞くようになりました。

気になって調べると知らない用語が多くてよく分からない・・・

といった経験をした方も多いのではないでしょうか?

この記事で分かること

・初心者が知っておきたいメタバース関連の用語

今回紹介する用語は私自身がメタバースやNFTについて知ろうとしたときに

「この用語よく分からない」と感じたものを選びました。

紹介する用語を知っておけば、メタバース関連の話がスムーズに理解出来るようになると思いますので

是非最後までご覧ください。

初心者が知っておきたいメタバース関連用語まとめ

メタバーズとは

「メタバース(Metaverse)」とは、超越したという意味のメタ(Meta)宇宙(Universe)を組み合わせた造語です。

一言でいうと「仮想空間で多種多様な人が集まる場所」と解釈しました。

映画であれば、サマーウォーズの「オズ」や竜とそばかすの姫の「U」

ゲームでは、フォートナイトやどうぶつの森などが該当します。

いずれも現実とは異なる仮想空間で多種多様な人が集まる点で共通しています。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンはビットコイン開発の過程で生まれた、データを記録するための技術です。

この技術は「分散型台帳」とも呼ばれており、同じデータを複数の場所に分散して管理しているため、全てのデータを改ざんすることは不可能とされています。

そのため安全性が高く、金融取引の記録や文書管理などにも使われています。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」の略で、日本語で「非代替性トークン」という意味です。

ちなみに「仮想通貨」は代替性トークン(FT)と呼ばれています。

非代替性とは、「替えが効かない、唯一無二の」という意味になります。

非代替性の例

・世界に1つしかない商品

・1点しか存在しない美術品

代替性の例

・お金

・一般に販売されているもの

・ネット上のフリー素材

つまり、NFTは「替えが効かない」トークンということです。

暗号資産とは

暗号資産とは「インターネット上でやりとりできるお金」のことです。

暗号資産の定義

・不特定の物に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる

・電子的に記録されて、移転できる

・法廷通貨または法廷通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない

私たちが日常の買い物で使用するお金(円やドルなど)は「法廷通貨」です。

暗号資産はインターネット上に存在するお金「デジタル通貨」の一つとされています。

仮想通貨とは

暗号資産と仮想通貨は同じ意味です。

当初、仮想通貨という言葉が一般的でしたが、最近では世界中で暗号資産と呼ばれるようになり、日本でも法律(改正資金決済法 2020年5月1日施行)で「暗号資産」が正式名称となりました。

メタマスク(MetaMask)とは

MetaMask(メタマスク)はイーサリアム系の暗号通貨ウォレットです。

一言でいうと「暗号資産を入れる財布」です。

メタマスクにはイーサリアム(ETH)だけでなく、イーサリアム基盤上のNFTも保管や送受信ができます。

イーサリアムベースのNFTアートやNFTゲーム、DeFiサービスが増えており、その多くがMetaMaskを接続した上での決済や管理を必要としています。

つまり、メタマスクはイーサリアム上のサービスを利用する上で必須のツールと言えます。

メタマスクは、Google Chromeの拡張機能などで使用するWebブラウザ版と、スマホアプリのスマホ版があり、さまざまな場面で気軽に利用できます。

また、海外のプラットフォームですが日本語に対応しており、無料でウォレットを作成できるので、日本人にも使いやすいです。

イーサリアム(Ethereum)とは

イーサリアム(Ethereum)は、スマートコントラクト(仲介なく自動で契約承認できシステム)で構築できるプラットフォームの名称で「Ethereum Foundation(イーサリアム財団)」によって運営されています。

イーサリアムのプラットフォーム上で取引される仮想通貨は「ETH(イーサ)」と表記されます。

プログラムの自動実行機能である「スマートコントラクト」など、ビットコインには備わっていない機能を多く搭載していることから、DeFi(分散型金融)分野で広く利用されています。

2021年から急拡大を遂げているNFT(非代替性トークン)分野に関しても、ほぼすべての作品がイーサリアムのブロックチェーン上で流通するなど必要不可欠な存在となっており、今後の利用が盛んになること期待されています。

Defi(分散型金融)とは

金融サービスの種類のひとつ。

従来の金融機関では必要な「管理者」を置かずに、ユーザー間で仮想通貨のやり取りができる点が大きな特徴です。

仮想通貨同士の交換ができるDEX(分散型取引所)や、仮想通貨を預け入れることで金利収入を受け取るレンディングなど、さまざまなサービスがDeFiでは誕生しています。

ポリゴン(Polygon)とは

2014年に開発されたイーサリアムの人気が急上昇したことに伴い、利用する際の処理速度が遅くなったり、利用手数料が高騰するといった問題が発生しました。

これを解消するために開発されたのがポリゴンです。

ポリゴンはイーサリアムと互換性があり、処理速度が速く、手数料も安いという特徴があります。

通貨の違い

・イーサリアムの通貨⇒イーサ(ETH)

・ポリゴンの通貨⇒マティック(Matic)

マイニングとは

お金の取引をする仮想通貨システムのセキュリティを担っているのは「マイニング(採掘)」という独自の認証システム

暗号資産(仮想通貨)システムのようにお金をやり取りするシステムでは、高度なセキュリティが求められます。どんなにコストの安いシステムでも、データが簡単に改ざんされてしまうようでは信頼して使うことはできないでしょう。ブロックチェーンにおいて、その信頼性を担保しているのが「マイニング(採掘)」と呼ばれる独自の承認システムです。

WEB3.0とは

Web3.0(ウェブさんてんぜろ)とは、ブロックチェーン技術によって実現される分散型ネットワーク(Decentralized Web)のことです。分散型ネットワークの特徴はユーザー自身がデータの所有権を持ち、それを管理・コントロールできるようになります。

現在のインターネットはWeb2.0に該当し、中央にサーバーを持つ大企業や一部の機関が個人情報を集約していますが、それらがどのように管理・利用されているかは不透明です。

これに対しWeb3.0では、ブロックチェーン技術によって誰もがデータを相互に閲覧・検証できるネットワークを構築し、個人が情報を管理(分散型)することで、より透明性のある取引が実現されるのです。

OpenSea(オープンシー)とは

OpenSeaとは、NFTコンテンツの販売・購入・二次流通(転売)が可能なプラットフォームです。

アート・ゲームアイテム・写真・トレーディングカード・仮想世界など様々なNFTが販売されています。

アメリカに本社を構え、2017年12月に設立された「OpenSea社」により運営されています。

ミント(mint)とは

mint(ミント)とはMinting(鋳造)の意味でNFTマーケットプレイスで作品をNFT化して発行・作成することです。

古代より金属からコイン(貨幣)を作って通貨として使っていたように、仮想空間において「仮想通貨(暗号資産)を作りだす」という意味で使われています。

NFTマーケットプレイスで、自分の作品をmint(ミント)すると、ブロックチェーン上に記録されます。

今までのデジタルデータはネット上にあれば簡単にコピーでき、誰が作成したのか分かりませんでした。

しかし、ブロックチェーン上に記録されることで、mint(ミント)されたデータは唯一無二のものとなります。

いわば、自分の作品にシリアル番号が記録された状態です。

そのためいくらコピーしても、誰が作成したのか分かるようになります。

リスト(list)とは

list(リスト)とはオープンシーなどのプラットフォーム(市場)でミント(アップロードして暗号コードが付与された)した作品を価格をつけて売りに出すことです。

つまり、ミント=市場に出して並べること、リスト=価格つけて販売すること、となります。

エアドロとは

Airdrop(エアドロップ)の略語

空から落ちてくる」の直訳のとおり、無償で提供するという意味。

元々、仮想通貨の投資市場においてマーケティングキャンペーンの一環として自社で発行したトークンをフリー(無償)でユーザーに配布することを「エアドロ」と呼んでいます。

トランスファー(Transfer)とは

Transfer(トランスファー)とはNFTを別のウォレットアカウントへ移動することです。

トランスファーする際に手数料(ガス代)がかかるかはプラットフォームやチェーンによって異なりますが、Open seaでのポリゴンネットワーク上では無料です。

※最近、時間帯によってはガス代(手数料)がかかる、という噂も・・・今後、変更があるかもしれません。

前項で紹介した「エアドロ・ギブアウェイ」で当選者などにNFTを贈る場合には、このトランスファーを使って行います。

ガス代(gas fee)とは

NFT等の売買やトークン間のスワップ等、仮想通貨を動かす時にかかる手数料のこと。

これはブロックチェーン側へ支払われるものですが、取引チェーンや売買形式によって出品者が負担するか購入者が支払うか変わってきます。

スワップ(swap)とは

スワップとは、とある仮想通貨(トークン)を別のトークンへと交換、両替することです。仮想通貨の移動が発生するためガス代(手数料)がかかります。

これは旅行先で日本円を米ドルなどに両替するのと同じですね。両替するには必ず手数料がかかります。

メタマスクなどのウォレット上や取引所でも行えます。

まとめ

この記事では、初心者が知っておきたいメタバース関連用語について紹介しました。

私が分からないと感じた用語を選んだので、他の用語が抜けているかと思いますが

定期的に更新したいと思いますので、活用頂ければ幸いです。

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