訪問ありがとうございます!私の簡単なプロフィールは⇩こんな感じです。
~簡単なプロフィール~
・2011.3.11 20歳の時に福島第一原子力発電所で被災
⇒体験談はこちら【私の体験談】東日本大震災と原発事故~第1話_災害の始まり~ – ふくしま復興し隊 (fukushima-fukkoushitarou.com)
・原発事故の体験と教訓,廃炉作業の今を伝えていくことがライフワーク
・多くの人に福島の今と魅力を伝え,興味を持ってもらい復興に貢献するため活動中
第14話_瓦礫との戦い
これは⇩第13話からの続きです。
今回は⇩の頃に経験した話です。
大量の瓦礫
イチエフ事故収束の障害になったものの一つとして,大量の瓦礫があります。
第12話でも少し触れましたが,1号機,2号機,4号機は水素爆発により原子炉建屋の構造物が飛散しました。
そもそも原子炉建屋は飛行機が墜落しても絶えれるほど分厚い鉄筋コンクリートで出来ています。
そんな構造物が飛散したため,周辺の被害は尋常ではありませんでした。
この爆発で死者が出なかっただけでも奇跡と言っていいでしょう。
さらにその瓦礫はすべて汚染しており,中には1000mSv/hの高線量も確認されました。
1000mSv/hは1時間被ばくした場合に自覚症状が現れる値です。
通常原子力発電所では年間50mSvで管理しているため,大幅に超えた危険な値となります。
遠隔操作
事故収束の作業としてまずはこの瓦礫を撤去しなければいけませんでした。
飛散した瓦礫は重機を使って撤去しますが,線量が高いため無人機を開発しました。
無人で遠隔操作が可能な重機を開発することで安全かつ確実に作業を行いました。
だれもやったことのないプロジェクトを短期間で可能にしたのはメーカなどの関係者の協力あってのものだと思います。
飛散した瓦礫の撤去も大変ですが,さらに苦労したのは原子炉建屋内の瓦礫です。
飛散した瓦礫は一部で,原子炉建屋内はさらに悲惨な状況となっていました。
当然高線量のため,人の立ち入りができません。
さらに燃料プールにはまだ燃料が残っているため,万が一瓦礫を落下させて燃料に損傷を与えた場合,臨界するリスクもあります。
最新の注意を払いつつも,早急に燃料を安全な状態にするために一刻も早い瓦礫撤去が求められました。
クレーンに取り付けたカメラの映像のみで遠隔操作し,慎重に瓦礫を撤去する作業は非常に神経を使うものだったと思います。
今までだれもやったことのないチャレンジングな作業です。
作業員の方には相当な心身的負担があったと思います。
現在は瓦礫も撤去され安定状態となっています。
当時被ばくのリスクと常に戦いながら作業して頂いた関係者の皆様本当にお疲れさまでした。心から感謝致します。
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この続きは⇩をご覧ください。
映画「fukushima50」
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故について映画「fukushima50」で忠実に表現されていますので,ぜひ一度ご覧ください。
⇩ブログで紹介していますのであわせてご覧ください。
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