【大熊町の未来を創る】おおくまハチドリプロジェクトとは? 全国の学生が提案する復興のアイデアとは?

知って,ふくしま

今回は、大熊町の未来を創造するアイデアソンプロジェクト「おおくまハチドリプロジェクト」についてご紹介します。

このプロジェクトは、全国から集まった学生が、大熊町の課題やビジョンを聞き、現地を訪れた上で「これからの大熊町」を提案するものです。

どんなアイデアが出てきたのでしょうか?ぜひ最後までお読みください。

大熊町とは?

福島県の浜通りに位置する大熊町は、東日本大震災で甚大な被害を受けました。

町内に福島第一原発が立地し、今でも帰還困難区域を抱えています。しかし、そんな中でも、町民や関係者の努力により、復興に向けて着実に歩みを進めています。

2019年5月には大熊町新庁舎が開庁し、2020年3月にはJR常磐線大野駅が営業を再開。2021年春には商業施設がオープンし、2022年~24年にかけてインキュベーション施設や工業団地等も整備されていきます。

今まさに大熊町は震災からの復興の途上であり、マイナスをプラスに変えていくアイデアが求められています。

おおくまハチドリプロジェクト〜東日本大震災から10年・大熊町の未来を創造するアイデアソンプログラム〜 | Relatedly

おおくまハチドリプロジェクトとは?

おおくまハチドリプロジェクトは、株式会社Oriaiが主催するプロジェクトで、2021年1月から3月にかけて実施されました。

このプロジェクトでは、全国56名の高校生以上の学生が参加し、事前勉強会や現地見学会を通して大熊町の現状や課題を学びました。そして、チームごとに自分たちの強みや視点を生かして、「これからの大熊町」をテーマに企画立案を行いました。

最終的には、大熊町長や役場職員などの関係者に向けて発表会を実施し、優秀な提案は令和3年度の事業として推進されることになりました。

第三回 おおくまハチドリプロジェクト〜東日本大震災から10年・大熊町の未来を創造するアイデアソンプログラム〜 | Relatedly

学生たちが提案した復興のアイデアとは?

発表会では、9チームがそれぞれ異なるアイデアを発表しました。その中から、最優秀賞を受賞した2チームの提案を紹介します。

おおくまハチドリプロジェクト〜東日本大震災から10年・大熊町の未来を創造するアイデアソンプログラム〜 | Relatedly

フェスが花を咲かせる町

この提案は、福島にゆかりのあるアーティストや有名人を呼び、音楽フェスを行うというものです。

ただの音楽フェスではなく、大熊町に来た方々に花の球根等を植えてもらい、その後成長した花を参加者の元に届けることで参加者が町とのつながりを感じることができるという提案です。

音楽フェス×花で町に賑わいを生み出します。

自衛隊式防災キャンプ

この提案は、震災の被害にあった大熊町だからこそ、防災を学べる場所にしようというものです。

自衛隊式の本格的なキャンプでサバイバルのノウハウを学べる場所・体験できる場所にすることで、大熊町に訪問する人口を増やします。

自衛隊式防災キャンプでは災害時の避難所活用・宿泊活用も見越しています。防災を学ぶなら大熊というブランド化を目指します。

おおくまハチドリプロジェクト – 大熊町公式ホームページ (town.okuma.fukushima.jp)

まとめ

おおくまハチドリプロジェクトは、全国の学生が大熊町の未来を創造するアイデアソンプロジェクトです。

震災から10年が経った今でも、復興に向けて奮闘する大熊町に新たな風を吹き込むために、学生たちは自分たちの視点や感性を生かして様々な提案を行いました。その中から、最優秀賞を受賞した2チームの提案は、音楽フェス×花と自衛隊式防災キャンプという斬新なアイデアでした。

これらの提案が実現すれば、大熊町はさらに魅力的な町になることでしょう。

この記事では、おおくまハチドリプロジェクトについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?このプロジェクトは、令和3年度も引き続き実施される予定です。もし興味がある方は、ぜひ参加してみてください。また、大熊町の復興に関心がある方は、ぜひ現地に足を運んでみてください。大熊町は皆さんを歓迎しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。もし何かご意見やご感想がありましたら、コメント欄やSNSでお聞かせください。それではまた次回!

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