福島の浪江町で、星型のヒトデを撒いてジンの原料を育てる!?「なみえ星降る農園」の挑戦

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こんにちは、東北の食と農業に関心のある皆さん。

今回は、福島県双葉郡浪江町にある「なみえ星降る農園」を訪ねてきました。

この農園では、ジンの原料となるジュニパーベリーやアカモクなど、珍しい作物が栽培されています。

その中でも最も目を引くのが、星型のヒトデです。

このヒトデは、農園のオーナーである佐藤さんが考案したもので、実は土壌改良剤なのです。

どうしてヒトデなのか、どんな効果があるのか、佐藤さんにお話を伺いました。

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星型のヒトデとは?

「なみえ星降る農園」では、約1ヘクタールの畑に、約1000個の星型のヒトデが撒かれています。

これらのヒトデは、佐藤さんが自ら作ったもので、有機肥料や微生物などを含んだ土壌改良剤です。

佐藤さんは、「ヒトデは海に住む生き物ですが、実は土壌にも良い影響を与えます。ヒトデはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んでおり、土壌に溶け出すと栄養素となります。また、ヒトデは土壌中の有害物質や重金属を吸着し、除去する働きもあります」と説明します。

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なぜヒトデなのか?

では、なぜ佐藤さんはヒトデ型にしたのでしょうか?

佐藤さんは、「浪江町は東日本大震災と原発事故で大きな被害を受けました。その後、除染や復興が進められていますが、まだまだ課題は多くあります。私は浪江町出身で、この地で農業を続けたいと思っています。しかし、農業だけでは生活が厳しいという現実もあります。そこで、農業だけでなく観光や教育などにも取り組むことにしました。その一環として、星型のヒトデを作りました」と話します。

福島県浪江町にコミュニティ実験農場「なみえ星降る農園」が開園。星型のヒトデを撒いて土づくり。第一弾作物はジンの原料ジュニパーベリー。|一般社団法人東の食の会のプレスリリース (prtimes.jp)

佐藤さんは、「星型のヒトデは、見た目が可愛くて目立ちます。それだけでなく、星は夢や希望や幸運を象徴するものです。私は浪江町に星を降らせて、人々に明るい気持ちになってもらいたいと思っています。また、星型のヒトデは流れ星にも見えます。流れ星は願い事が叶うと言われています。私は浪江町の復興や発展を願っています」と熱く語ります。

福島県浪江町にコミュニティ実験農場「なみえ星降る農園」が開園。星型のヒトデを撒いて土づくり。第一弾作物はジンの原料ジュニパーベリー。|一般社団法人東の食の会のプレスリリース (prtimes.jp)

どんな効果があるのか?

星型のヒトデは土壌改良剤としてだけでなく、観光や教育の資材としても活用されています。

佐藤さんは、「星型のヒトデは、農園に来る人たちに喜んでもらえます。特に子どもたちは、ヒトデを見つけると大はしゃぎします。ヒトデを掘り出して持ち帰ることもできます。ヒトデは土壌に溶けるまでに約半年かかりますが、それまでは飾ったり遊んだりできます。また、ヒトデについての説明やクイズなどを用意して、農業や環境に関する教育も行っています」と話します。

佐藤さんは、「星型のヒトデは、農園の作物にも良い影響を与えています。特にジンの原料となるジュニパーベリーやアカモクは、土壌のミネラルが豊富な方が香りや味が良くなります。私はジン作りにも興味があり、自家製のジンを作っています。星型のヒトデを使ったジンは、独特の風味があります。農園では、ジンの試飲や販売も行っています」と話します。

福島県浪江町にコミュニティ実験農場「なみえ星降る農園」が開園。星型のヒトデを撒いて土づくり。第一弾作物はジンの原料ジュニパーベリー。|一般社団法人東の食の会のプレスリリース (prtimes.jp)

まとめ

「なみえ星降る農園」は、福島県浪江町にある実験的な農場です。

オーナーの佐藤さんは、星型のヒトデを作って土壌改良剤として使っています。

このヒトデは、土壌に栄養素や微生物を与えるだけでなく、観光や教育の資材としても活用されています。

また、農園では、ジンの原料となるジュニパーベリーやアカモクなど、珍しい作物も栽培されています。

佐藤さんは、浪江町の復興や発展を願って、農業に挑戦し続けています。

この記事では、「なみえ星降る農園」について紹介しました。

この農園は、東北の食と農業に関心のある方におすすめです。ぜひ一度訪れてみてください。また、この記事が気に入ったら、シェアやコメントをお願いします。次回もお楽しみに!

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