0歳から15歳まで一貫した教育を実現する、大熊町立 学び舎 ゆめの森の魅力とは?

知って,ふくしま

今回は、福島県大熊町に2023年に開校する予定の「大熊町立 学び舎 ゆめの森」についてご紹介します。

この学校は、認定こども園と義務教育学校、預かり保育と学童保育を一体にした施設で、0歳から15歳までの子どもたちが一貫した教育を受けることができます。

この記事では、この学校の教育方針やコンセプト、建築デザインなどについて、詳しく解説していきます。

学び舎 ゆめの森の教育方針

学び舎 ゆめの森では、「自分らしい未来を切り拓く力」を育むことを目指しています。

そのために、以下のような特徴的な教育方針を掲げています。

  • 子どもたち一人ひとりが芽生えたゆめのタネ(好奇心)を大切に見守り、じっくりと根を張って探求できる時間を大事にする。
  • 子どもたちが自分の「好き」を見つけて時間をかけて向き合えるようにする。
  • 学校には家族のような仲間がいる、先生がいるという安心感を持たせる。
  • 失敗を責めることなく互いを認め合い、小さな成功の喜びを分かち合えるようにする。
  • 遊びの中から多くを学び、学びの中にも遊び心を忘れないようにする。

学び舎 ゆめの森のコンセプト

学び舎 ゆめの森は、「学び舎という道具」と「ゆめの森という遊具」という二つのコンセプトでデザインされています。それぞれについて説明します。

  • 学び舎という道具:校舎は、子どもたちが自由に学びをデザインできる環境として機能します。特徴的な形の11のエリアによって構成されており、エリアの間は壁で分けられていません。わくわく本の広場を中心にしながら、子どもたちが自分たちで学びたいことややりたいことを選択し、移動し、活動できます。
  • ゆめの森という遊具:校舎はまた、子どもたちが楽しく遊べる遊具としても機能します。屋上や外壁や床面など、建物全体が遊び場となっており、子どもたちが身体を動かしたり、想像力を働かせたりできます。また、校舎内外には自然や動物や芸術など、さまざまな刺激が溢れており、子どもたちの感性や創造力を育みます。

学び舎 ゆめの森の建築デザイン

学び舎 ゆめの森の建築デザインは、飯田善彦・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体が担当しています。

彼らは、以下のような考え方で校舎を設計しました。

  • 子どもたちが自分たちで学びをデザインできるように、柔軟で多様な空間を提供する。
  • 子どもたちが遊びに熱中できるように、建物全体を遊具として捉える。
  • 子どもたちが自然や地域とつながれるように、校舎と周辺環境との関係を考える。
  • 子どもたちが未来を見据えられるように、校舎に夢や希望を込める。

まとめ

いかがでしたか?大熊町立 学び舎 ゆめの森は、0歳から15歳まで一貫した教育を実現するとともに、子どもたちが自分らしい未来を切り拓く力を育むことを目指しています。

この学校は、大熊町の復興と再生のシンボルとして、2023年に開校します。

この記事では、この学校の教育方針やコンセプト、建築デザインなどについて紹介しましたが、実際に子どもたちが学び舎 ゆめの森でどのような学びや遊びを展開するのか、今から楽しみですね。

もし、この記事に興味を持った方は、公式ホームページ公式ブログなどで最新情報をチェックしてみてください。

また、コメントやシェアなどでご意見やご感想をお寄せいただけると嬉しいです。それでは、次回の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。😊

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