訪問ありがとうございます!私の簡単なプロフィールは⇩こんな感じです。
~簡単なプロフィール~
・2011.3.11 20歳の時に福島第一原子力発電所で被災
⇒体験談はこちら【私の体験談】東日本大震災津波と原発事故~第1話_災害の始まり~ – ふくしま復興し隊 (fukushima-fukkoushitarou.com)
・原発事故の体験と教訓,廃炉作業の今を伝えていくことがライフワーク
・多くの人に福島の今と魅力を伝え,興味を持ってもらい復興に貢献するため活動中
今回は双葉町の特定復興再生拠点に行って,震災から10年以上経った双葉町の現在がどうなっているのかを見てきました。
双葉町の避難指示解除準備区域及びJR双葉駅周辺等の一部区域については,2020年3月4日に避難指示区域が解除されました。
復興に向けて一歩ずつ進んでいますが,町には廃墟も多く寂しい印象を受けます。そんな町の今を見てもらい,少しでも復興に興味を持って頂けたらと思っています。
双葉町,大熊町,富岡町が現在どうなっているのかを定期的に更新しますので応援お願いします。
「昔よく行ったあの場所はどうなっているの?」「家の周りがどうなっているか知りたい」など要望頂ければ見てきますのでコメントください。
忘れてはいけない「記憶」を少しでも「記録」に残し「後世へ」・・・震災の「経験と教訓」を無駄にしてはいけない・・・繰り返さないために「今できること」を・・・
今を正しく知ることはふくしま復興の一歩となります。ブログを読んで少しでも多くの方に共有してもらえると嬉しいです。
双葉町の特定復興再生拠点とは?
双葉町は特定復興再生拠点での放射線被ばくリスクが十分低減したことを受けて,2020年3月4日に立入規制が緩和されました。
双葉町の特定復興再生拠点は下図の通りとなっています。
双葉町の半分以上は未だ帰還困難区域となっており,未だに自由な立ち入りは出来ません。
双葉駅周辺の現在は?
双葉駅
双葉駅は震災後,改修され見た目もきれいになっています。
「ふたば、ふたたび」
前向きな言葉で私の好きな言葉です。
⇩旧双葉駅舎です。
自動販売機とテーブルがあり,休憩することができます。
双葉町に関する情報などもあります。
スケッチブック~町の記憶_双葉町~
⇩旧双葉駅舎にスケッチブックがあり,自由に見ることができます。
写真とは違い,描いた方の思いが伝わってきて胸に迫るものがあります。
⇩双葉町を象徴する看板の一つ「原子力明るい未来のエネルギー」です。
見るたびに言葉にならない悲しい気持ちにさせられます。
これが明るみ未来なのかと・・・
双葉町図書館/児童館
図書館周辺には地震による地割れがまだ残っていました。
児童館の下駄箱には当時の上履きがそのまま残っていました。
わかば薬局
双葉駅周辺住宅
長い時間により草木が生えて家に近づくことができないほどになっていました。
多くの場所で更地が目立ちました。
元は建物があった場所ですが,解体されたようです。
今ある家も時期になくなってしまうのだと思います・・・
家が傾いたまま放置されていました。
庭先にはフレコンバックが置かれたままとなっています。
当時の生活感がそのまま残っていました。
まるで時間が止まったかのようです。
まとめ
今回双葉町駅前周辺を周ってみて,家の解体が進み更地になっている場所が多くある一方で,手付かずとなり廃墟と化している家屋も多くありました。
特別復興再生拠点となっていますが,震災前に戻るにはまだまだ時間がかかると思います。
一方で人気のない町というよりは,あちこちで工事が行われており少しですが活気が戻ったように感じました。
町民の姿はなく作業員しかいないのは残念でしたが・・・
しかし,ようやく復興に向けて進みだした様に感じました。まだまだ小さな一歩ですが,進んでいることに間違いありません。
時間はかかると思いますが,震災前より活気のある双葉町になることを願います。
⇩他にも双葉町についてブログで紹介していますのであわせてご覧ください。
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